生きがいはかわいい女の子

略して生女子(なまじょし)

PSYCHO-PASS【ネタバレ感想】

一期新編集版みました。

1、世界観
2、シビュラちゃん
3、槙島聖護くん

1、詳しく語られてないのか、わたしが忘れただけなのか世界観があまり頭に残ってない。
基準となる世界観がわかってないとなんにもわかんないのでうぃきろう。
時代は西暦2112年。約100年後ですね。服やら化粧やら食べ物やら未来っぽいなぁと思う面もありながら、100年後にしては現金使ってるし、街並みはそんなに現代と変わらないし、カップラーメンはあるし、健康に気をつけてる割にはタバコはあるし。
どうやら過去に格差により不満が高まり紛争や犯罪が激化し、国の崩壊したらしい。
なので発展した部分とあんまりしてない部分があるのかも。
で、日本は食料をかんぜんじきゅう化して「鎖国」しましたとかさ。
人口は現代の約1/10。1000万強ぐらいか。
シビュラシステムというAI的なもの(作中でAIって言葉一回も出てこなかった気が)で平和は維持され、仕事、結婚も決めてくれて、人間は不自由なく平和に暮らしてましたとさ。

2、この物語の核となるのがその「シビュラシステム」。
なんと人間の心理状態をデータ化、サイコパスと呼ばれるものを数値化できるのです。
つまり悪意を数値化できるってことですかね。
しかし怖いのがこのサイコパスが規定値を超えると強制収用、さらに超えると殺されちゃうんですねー。
なので裁判なんて制度必要なし。
で、この世界の人たちが当たり前のように信じ、生きる基準にしているシビュラ。
わたしはこのシビュラのことをなんでこんなに信用してるのかわかんないから登場人物たちにあんまり感情移入できませんでした。
じゃああなたは今の法律にそって生きてますがなんでそんなに法律を信用してんの?って聞かれたら別に信用してないけど社会がそうできてるから。と答えるのでそーいうものなんだとは思いますが。
最初に感じた違和感はサイコパスが上昇した理由は無視されるということ。
最初の事件では被害者の女性がサイコパスが上昇したという理由で殺されかけました。
朱ちゃんが止めないとこの女性は殺されてたわけですけど、ちゃんとこの後数値は下がってるんですね。
つまりこの世界では更生の余地があってもそんなの知るか!と。
そんなシビュラをわたしは信用してないんでふわーっとした気持ちで見てました。
そしてシビュラの謎が明かされます。
たくさんの人間の脳でした。
へんに機械やらAIやら言われるよりよっぽど理解できると思いました。
だってわたしたちと同じ脳なんだもの。
この瞬間、ふわふわしたものはなくなり初めてわたしはサイコパスという物語を楽しめたのです。
物語内ではシビュラなんか悪いやつ!みたいになってますが目的は平和な世界の運営なんでかわいいやつです。
恋愛や病気など悪意ない不満に対してシビュラがどう解決するのか気になります。

3、今作の主人公、槙島聖護
悪者として描かれ、悪いことをいっぱいしてますがその行動理由は「人間は自らの意思で考え、行動するべきだ」というわたしたちからしたらごくごく普通の考え。
もし現代に生まれていれば普通の若者としてその才能を活かしていたかも。
本が好きだから作家とかね。
あ、この世界残虐な漫画や映画とかは規制されてるよねたぶん。
だから民衆は目の前で人が殺されててもそんなことフィクションでも見たこともないから理解できなかったんでしょう。

まとめ
シビュラを巡って意見を対立させる様は、現代の法律について議論を交わす我々とやってることは同じ。
現実の100年後もこの議論は続くんだろうな。
だって平和の定義がひとつじゃないから。
個人的にはシビュラの正体が明かされた前と後とで面白さがガラッと変わった作品。
2期みます。

SHIROBAKO【ネタバレ感想】

いまさらながらSHIROBAKO観てて、その間に劇場版制作決定が発表された。運命か。

1、アニメ制作現場をアニメにするということ
2、結局仕事って人間関係だよね
3、自信をもって!
4、タローの役割
5、大ちゃんの役割
6、原作のある作品のアニメ化

1、このSHIROBAKOはアニメ制作会社のお話です。
どうやってアニメが出来るのか、どういう人たちが関わっているのかがよく分かります。
視聴者はどこまで現実に近いお話なんだろーなーと思いながらも1番思うことはこれだと思います。
「アニメつくるのってこんなに大変なんだなー」
ね。アニメ詳しい人はSHIROBAKO内でもあった作画崩壊だの総集編だのよく知ってるんで、アニメ制作が大変なことなんて百も承知ですよね。
じゃあアニメそんなに観ない人は?新作アニメを追ってるわけではなく「SHIROBAKOってアニメ面白いよ!」
「へーじゃあ観てみようかな!」
って人にとってSHIROBAKOはどう映ったのだろう。
わたし、気になります
なにが言いたいかというと
「アニメ視聴者はアニメ制作が大変だということを知る必要があるのか?」
です。
SHIROBAKO観た人は今後アニメを観るとき少しはアニメを作ってる側のことを考えながらアニメを観ると思います。
アニメ制作者側は自分たちのことを意識しながら観てもらいたいものなのか?と疑問に思うわけですわたし。

もう一つはこのSHIROBAKO、作るのとても大変だったろうなーって勝手にねぎらいます。
だって作中で作画とか演出とか言っちゃうと普段そんなこと気にしない視聴者までそのこと気にしちゃうわけですよ!
たとえば猫の作画がうまくいかないーって話あったじゃないですか。
そうすると視聴者は猫が出てきた時気にするわけですよ。作画を。演技を。
大ちゃん家の猫出てきた時感動しましたよ。
すげーリアルだ!って。
きっとだいぶ気にして書いたんだろうなぁ…って勝手に妄想しちゃいます。

2、アニメ制作会社の話をしながらも中心は人間関係です。
かなりの人物が動く作品でありながらみんなに役割があり、キーとなるシーンがちゃんとある。感服です。
で、人間関係。
人の悩みの9割は人間関係だなんて言葉聞いたことあるようなないような。
このSHIROBAKOも作画とCGの兼ね合いや、原作者とのすれ違いやらありましたが結局はコミュニケーション、ホウレンソウが、うまく機能しとけば問題にならなかったシーンですね。
今から仕事を始める方、学生さん、よく覚えておいてください。
仕事は内容じゃありません!人間です!
実体験です。脱線しました。

3、みゃーもりちゃん含め登場人物何人か自分がやってるとこは本当に正しいのか?この道であってるのか?とお悩みになるシーンがあります。
わたしからしたらこうですよ。
「アニメに関わる仕事してる時点であなたたちみんな尊敬の対象です」
すごいことしてるんだって教えてあげたい。
悩むってことは挑戦してるってこと。
自信を持って!

4、そんな自信を過信してしまっているのがタローという人物。
トラブルメーカーです。
視聴者側から観ると「邪魔」でしかない存在です。
まぁどっかで株上げるシーンがくるだろうなぁと思ってたけどなかなかこない。
そんなタローに光が当たったのは最終盤。
新たなトラブルメーカー大ちゃん攻略のキーパーソンとして働きます。
みんなどうしようもなかった大ちゃんを大ちゃんと呼び、人間関係問題を解決しました。

5、その大ちゃん。このSHIROBAKOで1番アニメ制作の大変さを教えてくれた人物じゃないでしょうか。
わたし個人としては猫飼ってる時点でいい人判定がでました。なんという単純。
そして個人的このSHIROBAKOで1番心に残ってるセリフは大ちゃんの「クオリティを人質にするんじゃねぇ!」です。
謝りました心の中で。
京アニを基準にするんじゃねぇ!」
と心の中で自分を戒めました。

6、SHIROBAKO最後の最後で原作のある作品とアニメオリジナルシナリオという問題が出てきました。
これ常々思ってたわけですよ。
原作のある作品のアニメ化は原作が完結してから、もしくははっきりとした区切りがついてから作ればいいのに。と。
わたしたちは何度となく観てきたわけですよ、原作無視、改変の悲劇を。
なぜアニメ制作側はこの悲劇を何度も何度も繰り返すのか。
もっと原作を大事にしてほしい、愛してほしい。
それだけがわたしの願いです。

まとめ
とてもテンポが良く一気に観れる作品でした。
劇場版は劇場アニメを作る話になるのかな?
とにかくみゃーもりちゃんたちのその後が観れるだけでもありがたい。

リズと青い鳥【ネタバレ感想】

響け!ユーフォニアム1期2期視聴済み

原作小説未読

記憶だけを頼りに書いてるのでたぶん間違えてるとこ多数

 

1、時系列的にはいつだ?

2、なんで作風変えてまで独立作品にしたんだ?

3、またもやすれ違う2人

4、作中作「リズと青い鳥

5、平和そうなその他登場人物たち

 

まず1、時系列的にはいつか。

前情報なんもなしで観たのでまず感じたのがこの疑問。

ゆーこ先輩が「部長」って呼ばれてたんであー2期の後なんだなってわかった。

 

2、なんで作風変えてまで独立作品にしたのか。

最初CMの予告編見た時これがユーフォ関連の映画だとは気がつかなかった。

あー「聲の形」のスタッフさんの新作なんだなーって。

だってあまりに作風違うんだもん。

そしてこの映画「一本の独立した作品として成立するようにつくってある」ってwikiに書いてる。

つまり「ユーフォニアム見てない人でも楽しめるよ!」ってことだと思う。たぶん。

本当にユーフォ知らない人でも楽しめるのかは想像力足りないんでわかんないです。

でも別に映画単体にしなくたって3期やるなり、Blu-rayのおまけにつけるなり、作風そのままにOVAにするなりしたらいいと思うんです。

この後もう一本映画するみたい。

なんでこの映画にリズシナリオ入れる余裕はない。

じゃあ単体で映画にする?みたいにはなったんじゃないかという妄想。

この映画観ててまず感じたのがテンポゆ〜〜〜くりだなぁということ。

上映時間90分と同時期にやってるドラちゃんやしんちゃんやコナンよりも圧倒的に短い。

2期アニメ版のテンポでリズやったら2、3話で終わるんじゃないかな?たぶん。

つまり40〜60分ぐらい。

それぐらいゆっくりに感じた。

でも美麗な絵、動画、そして演出のおかげでテンポが悪いとは感じなかった。

例えば序盤から最後まであった「歩き」の演出。 鎧ちゃんが歩き方で傘ちゃんが分かる。

歩き方好きーって言ってたし。かわいい。

傘ちゃんが歩いてるときポニテがぷらんぷらんしてたりね。

あと、作風というかキャラデザはね。

なんで変えたかはわかんない。

単体の映画にするならキャラデザも変えちゃおっかってなったんじゃない?っていう妄想。

なにより変わったのは黄前ちゃんの髪型ね。

あんた誰よってレベル。

このキャラデザにあの髪型はあわなかったかー。

まとめるとどうせなら映画にして儲けよう。

やるなら作風変えて遊ぼう(妄想です)

 

3、またもやすれ違う鎧ちゃんと傘ちゃん。

2期序盤でやりましたね。

勝手に辞めちゃった傘ちゃんと捨てられたと思い込んでた鎧ちゃんのすれ違い。

誘わなかっとしても辞めることぐらい言えよ!と思ったり顔見ただけで吐くほどトラウマになるってどんだけよと思ったりもしたがなんとか解決。

鎧ちゃんかわいい。

1期見直すとときついつい鎧ちゃん探しちゃうよね?

個人的には映画版よりアニメ版の鎧ちゃんの髪の色の方が好きです。

そして今回3年生になった2人。

高3といえば進路。

しかし進路希望に白紙で出しちゃった鎧ちゃん。

そんな鎧ちゃんに音大進学を進める先生。

実は傘ちゃんも白紙で出してたのになんで誘われないのとしっとする傘ちゃん。

そんな傘ちゃんは新一年生に囲まれて人気者。

独占欲の強い鎧ちゃんは複雑。

しかし鎧ちゃんにも一年生が誘いに来ますが、当然お断り。

そーいえば1番鎧ちゃんと仲良くなりたがってた剣ちゃん。

先生たちに「鎧…あ…剣崎さん」ってシーンが何回かあった気がするがあれはなんだったんだ?

オーボエ仲間も出来たし、だんだん剣ちゃんと仲良くなる鎧ちゃん。

なんとプール(だったっけ?)に誘います。

すごい成長です。

しかしそのプールシーンカット!!!写メだけ!!!ここに時間使おうよ!!!

鎧ちゃんが音大に誘われたと知った傘ちゃん。

自分も音大行こうかなと言ったらじゃあ私も行くという鎧ちゃん。

どんだけ好きやねん。

そしてこんなに鎧ちゃんに好かれて何が不満やねん。

そんな話したらゆーこさんたちドン引き。

なんなおかしいぞ?って空気。

一方今回の自由曲は「リズと青い鳥」。

この曲鎧ちゃんのオーボエと傘ちゃんのフルートが大事らしいんだけど上記のようになんやかんやあったんでなかなか音が合わない。

そしてこの曲にはこんな物語があったのです。

 

4、作中作「リズと青い鳥

ひとりぼっちの女の子「リズ」がいたよ。

(あのパン屋のシーン、某魔女さん思い出した)

かわいそうに思った青い鳥が少女になってリズのお友達になったよ。

リズはひとりぼっちじゃなくなったよ。

でも少女は空を自由に飛ぶ鳥たちを見てなんだかさみしそうだよ。

リズは少女に鳥に戻って自由に生きなさい的なことを言うよ。

リズと一緒に居たいけど少女はリズの言う通り鳥に戻って飛んで行ったよ。

ちなみにリズと少女の声は子役の本田望結ちゃんが一人二役やってます。天才か。(個人的には普通に声優さんにやってほしかったが…)

鎧ちゃんは最初ひとりぼっちのリズに自分を重ねる。

でもこれ観てた人たちは鎧ちゃんたちより早く気が付いたと思うんだけど、あれ?鎧ちゃんはリズじゃなくて才能を檻に閉じ込めた青い鳥なんじゃないかと。

それに気がついた鎧ちゃんは演奏を爆発させます。

この映画、声優さんの息を吸う音が聞こえるぐらいBGMなども静か〜な作品なので(おかげで私のお腹が鳴った音が館内に響きました)ここのオーボエは耳に残りますね。

傘ちゃん鎧ちゃんが自分の実力に合わせてたことに気がつきショックを受けますが、鎧ちゃんのハグ、そして告白により浄化。

別々の進学を選びながらも鎧ちゃんの実力に追いつくことを約束します。

 

…記憶があいまいすぎる。たぶん全然違う。Blu-ray出たら見直します…

 

この作中作「リズと青い鳥」。

けっこうながーい時間かけてやってくれてるんだけど、個人的にはもうちょっと短くてよかったかなぁと… 正直そんなにこの絵本の詳細にに興味ないよと… 上記の時間問題があるんで尺合わせなのかなぁって気もするかなぁと… いや、映画のタイトルやで!そうやね!

 

最後に5、平和そうなその他登場人物

スピンオフ作品ってなぜかメイン作品のキャラが出るとうれしいよね。

懐かしい友人に会ったみたいな喜び。

アニメ版では人間関係いろいろあった黄前ちゃんたちのなんとも平和そうなこと。

新一年生たちもいい子ばっかりで、ゆーこさんが部長って聞いたときは「はぁ?」って思ったけどなんとかやってるみたいだし、黄前ちゃんとれいなちゃんなんかイチャイチャを見せつける始末。

 

まとめ

アニメ版見てるけど原作読んでない立場からすると、2期の後の吹奏楽部がどうなったのかを知れただけでもうれしかった。

かわいい鎧ちゃんが綺麗な作画で動いてるのを見るだけで楽しい。

のだが、本編と分けて映画化するほどの内容なのかとは正直思う。 (これ作る時間あったら「聲の形」映画二本分にして原作通りにしてくれたほうが…)

以上初感想文でした。