生きがいはかわいい女の子

略して生女子(なまじょし)

初音ミクDIVA X HD の暗転に抗う⑤

「にゃんこ」さん

「ん?」
「らんみんぐ」さん

「なに?」
お二人に相談があります

「いやだよまたあれの話でしょ」
お察しでしたか
そこをなんとかお願いします!

「まぁまぁ聞いてあげようよにゃんこちゃん!」
ありがとうらんみんぐさん!
パンツ撮らせてくれる簡単な方法を教えてください!

「あ、わたしランニングの時間だから帰っていいかな?」
呆れないでー!切実なんですー!

「なるほどそれでパンツじゃないわたしたちに聞いてるわけね」
そーなんです!そもそもパンツ撮ることが変態なのにこんなコントみたいなことしてるせいでミクさんたちの許しがいるようになっちゃったんです!

「コントやめればいいじゃん」
だって写真見てたらミクさんたちが話しかけてくるんですよー!

「わたしたちのせいにすんな」ボカっ
殴られた!けどもふっとしてて痛くない!

「じゃあわたしも殴ってあげる」
素手はやめてー!

「でもちゃんと撮らせてあげてるでしょ?わたしたち優しいから」
ほんとありがたいです…

「やっぱパンツだけじゃなくてモジュール全体を撮ってほしいかなー」
なるほど

「こーいうのはどう?わたしたちが満足する写真取れたらパンツ撮らせてって頼むの!」
えーだったらモジュール撮るついでにそっとパンツも撮ればよくないですかー?

「・・・」
冗談ですー!笑顔で殴らないでー!

「帰るね」
ごめんなさいー!まじめにやりますー!

「じゃあわたしたちで練習ね!」
ほんとにお優しい…頑張ります!



にゃんこさんは名前通り猫っぽさが満載ですねー

「にゃー」
かわいい…

「いい写真じゃん!」
ありがとうございます!

「わたしも撮ってー」
はい!

らんみんぐさんも名前通りランニングスタイルですねー
ゼッケンはもちろん39ですね!

おへそもキュートです!

バンソーコーがアスリートっぽい!

おしりもいいですねぇ…

「もうっわたしはいいけどパンツの子たちはちゃんと許可もらうんだよ!」
わ、わかりました!

「まぁでもたぶんみんな気に入ってくれるよ!」
ありがとうございます!

「あとはわたしたちへのLOVEだね!」

「そうLOVE!」
愛ならあります!
…あっLOVEのLっすね!

「がんばってー!」
にゃんこさん、らんみんぐさんありがとうございました!



よーしがんばるぞー

あれは「ハートハンター」さん!
ハートハンターさん私が撮る写真気に入ったらパンツ見せてください!

「え、普通にお断りなんですけど」
まただー!いきなり企画倒れー!

「なんてね!いいよ!そのかわりいい写真撮ってよ?」
ああありがとうございます!

「ただしわたしはきびしいからね!」
がんばりますよー!




曲はキュートメドレーですねー
キュートなハートハンターさんにぴったりです!

「ふーん…やるじゃん」



かわええ…

「いまパンツ撮らなかった?」
スカート短いから写っちゃうんですよー…

「ま、いいけど」






「ありがと!いい写真だったよ!」
こちらこそありがとうございます!
あのーパンツを…

「え?なんだっけ?」
え、ええと…

「うそうそ?いいよ!」
よかった…では…

黒にガーターベルトですねー
よくお似合いです…

「あ、あんまりじろじろ見ないでよ!恥ずかしいんだから…」
すいません!
許可もらって見るってこんなに素晴らしいのか…

もうちょっと見とこ…

「また撮ってねー」
はい!ありがとうございました!
すげぇ…なんて円満にパンツを撮れるんだ…!



「ねぇわたしも撮ってよ!」
「パウダー」さん!いいですよー
あのー…そのかわり写真気に入っていただけたらパンツを…

「わかってるって!てかパンツ写ってもいいからかわいい写真撮ってよ!」
わかりました!
パンツ写ることに抵抗ないミクさんもいるんだな…



パウダーさんはすごい春らしいなー



パンツは白かなー…ピンクかなー…


白だ!




「ありがとー!」
いえいえ!…じゃあパンツいいっすか?

「どうぞどうぞ」
ありがとうございます!
…ほんとに抵抗ないんだな



こ、こんなにじっくり見ていいんだろうか…

「またお願いねー」
はい!こちらこそ!
なんてwin-winな関係!
こんな順調でいいんだろうか…




あれは「堕悪天使」さん!
写真撮るんで気に入ったらパンツ撮らせてくださーい!

「は?何言ってんの?警察行きたいの?」
ええ!?ごごごごめんなさいっ!
いきなり変なこと言って!
…やっぱ順調になんて行くわけなかった!!

「どうしてもって言うんなら土下座して靴舐めなさい」
むしろ喜んでやりますけど絵的に無理なんで他の方法ないでしょうか!?

「またこの子は困らせるようなこと言ってー」
「壱ノ桜・桜花」さん!

「ごめんなさい、この子素直じゃなくて…」
いえいえ困らせること言ってるのはこっちなんで!

「そうよ!いやよ!パンツなんて恥ずかしい!」
ですよね…

「あなたこの前写真撮ってもらいたがってじゃない」
そうなんですか?

「そ、そりゃ撮ってもらうのは嫌いじゃないけど…」
じゃあ…!

「わたしからもお願い堕悪天使ちゃん」
桜花さんなんて優しいんだ…さすが超有名曲モジュール…

「はぁ…わかったわよ…」
あ、ありがとうございます!

「そのかわり気に入ったらだからね!それまでパンツ撮っちゃダメだからね!」
わかりました!


ドリルツインテがかわええ…
さすがミクさんカメラの前ではいい笑顔するなぁ


「な、なかなかやるじゃない…」
じゃあ…撮ってもいいんすか…?

「い、いいけどかわいく撮ってよ!」
了解です!


おお、白と黒の縞パンツ!
これは珍しい!




「ちょちょちょ近いわよ!もういいでしょ!」
ご、ごめんなさい!
ありがとうございました!

「よかったですねー!」
はい!あのぉ…よかったら桜花さんもいいですか…?

「ええ、わたしなんかでよかったら!」
そ、そんな!ありがとうございます!





あまりにも有名な曲のモジュールですねー
Xに曲がないのが残念です…

素晴らしいおみ足…

「あれー?そっちはまだ許可してないですよー?」
ご、ごめんなさい…!

「なーんて!いいですよ!」
ああありがとうございます!
天使かこのミクさん…



白ですねー!
ニーソから肌色、白と完璧です…

「あ、ありがとうございます…でもわたしも一応…恥ずかしいんですよ…?」
す、すいませんじっと眺めて…!
いろいろありがとうございました!



桜花さん天使だったなー…

「わ!!!」
わぁ!!?びっくりした!!!パ…「パンジー」さん…!?

「はやくはやく、あっちに急いで写真撮ってもらいたいって子がいたよ!」
ほんとですか!ありがとうございます!行ってみます!










「は?別に写真なんて撮ってもらいたくないですけど?」
ええっ!?で、でもパンジーさんが「サマーメモリー」さんが急いで写真撮ってもらいたがってるって…

「あーだまされましたねーあの子人だますの大好きだから」
そ、そんな…そうですかぁ…
あの、一応聞きますけど…私が撮る写真を気に入っていただけたらパンツ撮らせて貰えたりは…

「撮らせるわけないでしょ」
で、ですよねー!
パンジーさんそれ知ってて連れてきたんだな…

「あ」
な、なんですか?

「わたし…指輪が欲しいんですよねぇ…」
ゆ、指輪ですか…?

「「イノセント」さんがかわいい指輪してるんですよねー」
ま、まさか…

「もし、イノセントさんの指輪譲ってもらうことできたら、撮らせてあげてもいいですよ?」
やっぱり…
わかりました…譲って貰えないか一応聞いてみます…

「期待して待ってますねー!」
パンジーさん、サマメモさんのこの性格も知ってて連れてきたんだな…




はぁ…譲ってもらえるかなぁ…

いたいた…あの背中は「イノセント」さんだな…
イノセントさんこんにちは…

「………こんにちは」
イノセントさんって……指輪してます?

「………うん、してる」
それってぇ…譲って貰えたりします…?

「絶対ダメ!!!」
で、ですよね!
ごめんなさい変なこと聞いて!

「・・・・・」
警戒されている…
そりゃそうか…いきなり大事なもの譲ってくれって言われたらな…
ちゃんと説明しとこう…
あのー実は…








「あー…そういうこと…」
わかってもらえましたか…
てかみんなパンジーさんやサマメモさんの性格知ってんだな…
もちろん指輪は諦めます
それとは別にお願いが…

「…なに?」
私が撮る写真をもし気に入っていただけたらパ…パンツを撮らせてもらいたいんです…

「・・・」
うう…また警戒されてしまったか…?

「………いいよ」
い、いいんですか!?

「…リボンを撮ってもらいたかった…これも…大切なもの…」
リボンですね!任せてください!
よかった…さすがに3人連続失敗とか積んだかと思った…


「・・・」
あ、あの…もうちょっと動きあるといい写真になると思います!

「……こう?」
そうです!そんな感じです!





…謎の動きが多いな…
写真撮られ慣れてないんかな…
かわいいから全く問題ないけど

後ろからも撮りますねー

「……うん」


……紫か……

「……いま……パンツ撮った…」
ご、ごめんなさい…!
な、なぜバレた…!?

「リボンを撮って」
はい!すいません…!



よっぽど大事なリボンなんだな…

「ありがとう…もう大丈夫…」
あ、こちらこそありがとうございました!
あのー…パンツを…

「………どうぞ」
ありがとうございます!
快くは思ってなさそうだけどありがたく撮らせてもらおう…



紫ですね!
大事なリボンとお揃いなんですねー

「…うん…紫…好き」
そうなんですかー
…一瞬失言かと思ったけど大丈夫みたいだ…
ありがとうございました!

「バイバイ…指輪…ごめんね…」
いえ!こちらこそ無理なお願いしてすいませんでした!

いい子だったな…イノセントさん…は…






気が重いけど一応報告はしておくか…
サマーメモリーさん…指輪…ダメでした…

「当たり前じゃん!モジュールは全部わたしたちの宝物だもん!」
やっぱり知ってて言ったんすね…

「おこった?」
いえ…元はと言えばこっちが無理なお願いしてるんで

「なーんだつまんないのー」
なんでこんなことを?

「たいくつだからにきまってんじゃん!」
じゃあ写真撮影楽しいかもしれないですよ?

「へー…諦めてなかったんだ…」
そんな簡単に諦めませんよー

「ふーん…じゃあ…おーい!」
ん?……んん!?

「サマメモちゃん呼んだー?」
は…「初音ミク スイムウェア」さん…!?

「わたしのパンツと、このスイムウェアちゃんの水着、どっちか片方だけ撮っていいよ」
な…に………!?

「わたし撮ってほしー!」

「だってさ、どうする?せっかく撮ってもらいたがってる子放置する?わたしのパンツ諦めるしかないかな?」

……いいえ、私はサマーメモリーさんのパンツを選びます

「えー!?」

「まってスイムウェアちゃん…なんで即答なの?」
意外そうですね
予定では私が相当悩む姿を見て楽しむはずだった…
でもサマーメモリーさんには1つ誤算があります
私は先日「初音ミク スイムウェア/ST」さんの撮影をしたんです!!

「あーSTちゃん撮ってたのかぁ…いいなぁ…」

「なるほどね…撮ったことあるスイムウェアちゃんの水着より撮ったことないわたしのパンツを選択するのは当然ね」
…約束通りサマーメモリーさんのパンツは撮らせてもらいます

「そうね約束だもん、どうぞ好きなだけ」
でも私はそれだけでは満足しません
なので私はサマーメモリーさんの2択のルールを破らないまま2人とも撮影します

「……ふーん…どうやって?」
こうです……!!!










「なにこれぇ!?」
私はスイムウェアさんの「水着」は撮っていません
水着はSTさんのを撮ったことあるので撮る必要がないんです
しかしSTさんと肌色違いのスイムウェアさんの肌は撮ったことがなかった
しかも水着を隠すことにより裸に見えるというおまけ付き!




「……わぁ…この人変態だぁ…」
なにをいまさら

「……スイムウェアちゃん…早く終わらせたいからさっさとパンツ撮らせて帰らせましょう…」
まぁそりゃ引かれるわなー
楽しくなってつい…
でもこれでやっとサマメモさんのパンツが撮れる…

「変態さんさっさとしてくれる?」
はーい…
そりゃパンツ撮られるとは思ってなかったから面白くないだろうなー…
仲良くなりたかったなー…



リボン付きの白!
フューチャーライブでは黒だったからどうだろうと思ってたけどやっぱり白が似合いますねー

「そりゃどうも」
じゃあこれで…ありがとうございました…






「また来てくれる?」
…………え?

「たいくつを忘れたのは久しぶりだったわ。遊んであげるからまた来なさい」
…はい!また来ます!
遊んであげるか…いい性格してるなサマメモさん!





そして会わなければならないミクさんがもう1人…

「へー!サマメモちゃんが撮らせてくれたんだー!すごーい!」
…なんでこんな嘘ついたんですか?

「楽しいからにきまってんじゃん!ぷぷっだまされてやんの」
いえいえパンジーさんがサマーメモリーさんと会わせてくれたおかげでイノセントさん、スイムウェアさんと会えました
ありがとうございます

「…ふーん…そうなんだ…よかったね…」
でもなんていうかなぁ…なんか物足りないんですよねー

「へー…」
なんか…華がないんですよねぇ…

「…はな…?花ならわたしある…けど…」
パンジーさんですもんねー
はな違いだけど…
よかったら…撮らせてもらえません?

「え?パンジーでいいの?パンツじゃなくて…?」
パンツばっかり撮ってるとやっぱり飽きちゃうんですよねー
たまには綺麗な花が撮りたい!ってなるんです

「じゃあ…撮っていいよ!」
ありがとうございます!
綺麗なパンジーですねー

「でしょ?頭のパンジーも綺麗だよ!」
ほんとだ!かわいいですねー
ありがとうございました!
いいパンジーが撮れました!

「え?も、もういいの?他の子はもっと撮ってるのになんで?うそついたから嫌いになったの?」
いや、迷惑かなと思いまして…

「べ、べつに迷惑なんて思ってないけど…」
やっぱり邪魔になっちゃいけないんで帰りますね!

「やだやだ!なんでみんなパンツとか撮ってるのにわたしだけ撮ってくれないの!?やっぱり嫌いになったんだ!!」
嫌いになんてなるわけないのに…
ほんとにパンツ撮っていいんですか?

「はいどうぞ!」
…なんか…騙してるみたいで気がひけるな…


パンジーさんのパンツはモジュールと一体化してて一見パンツには見えないんですけどちゃんと暗点します
ということは立派なパンツですね

ありがとうございましたー!

「ほら!もっと撮って!こんなにかわいいんだから!」
じゃあ撮りますねー!
…自分でかわいいって言ったな
実際かわいいから問題ない



パンジーさんありがとうございましたー!
いっぱいいい写真撮れましたー!

「…うん…うれしいはずなのに…なんかモヤモヤするのはなんでだろ…」
気づきませんように…





たぶんつづく…