生きがいはかわいい女の子

略して生女子(なまじょし)

シン・エヴァ

初日初回を観てきました。
もちろんネタバレ満載なので観てない人は気を付けてね。







では考察は頭足りなくてできないので理解できた範囲で感想を。

序盤の第3村。
正直個人的にはここが一番びっくりしたし面白かった。
だってQメンバー意外死んだと思ってたから。
そしてアヤナミレイの好感度が急上昇したところでLCL化。退場となってしまいます。
シンジ復活のキーとなるという役割を果たしました。
もう新劇は全部全てまるっとゲンドウの計画通りだったと判明したので「役割」という言葉はこれ以上なく適切だと思います。
アスカが親切にシンジに好意を持つように作られていると説明してくれたしね。
ということは同じく作られたアスカもまた、シンジに好意を持つように作られたと考えるべきだろうか。
だから「式波」だったのね。

ゲンドウの計画とはなんだったのかもエヴァなのにこんなに親切に説明してくれるのってぐらいわかりやすく説明してくれました。
もうゲンドウというキャラの行動原理は全て「ユイに会うため」と一環されてます。
旧劇のゲンドウは自らが神となることによりユイと再開しようとしました。
しかしレイに見捨てられ計画は破綻。
ゼーレの目的であった人類補完計画もまた、シンジによって破綻します。
そして世界再構築。
おそらく再構築は序の序盤までしかできなかったんだと思われます。
ちなみに時間の巻き戻しは神の力でも不可能だったんじゃないかと思います。
できるんなら再構築じゃなくて巻き戻したほうが早いだろうし。
なぜ序、序盤からだったのかはシンジがここからやり直したいって願ったからかなぁ。
で、ゲンドウだけは旧の記憶を引き継いでます。旧劇でアダムを取り込んだことによりLCL化しなかったので再構築されなかったからですね。
ということはゲンドウは一度人類補完計画を経験しておりシンジがユイに会った場面も見て?感じて?たんじゃないかと。
なーんだ、人類補完計画でもユイに会えるのかーって分かったゲンドウは再構築された世界ではアダムを取り込むことはなく人類補完計画を目指したわけです。
しかしなぜか漫画版はユイと会えてます。
私はシンは漫画版に続く物語なんだと予想してました。
だったら漫画版でユイに会えた理由も説明がつくから。
予告で冬のシーンが出たとき当たったと思ったんですけどねー。見事にはずれました。
で、ところが新劇のゼーレはなぜか人類がひとつになる人類補完計画ではなく人類を人口進化させようという計画に変わってました。
これはゼーレもまたなんらかの理由で記憶を引き継いでいて、人類補完計画じゃだめだとなったからなんですかねー。
その結果がインフィニティであり、インフィニティを見届けたゼーレは満足して消滅しまさた。
さぁやっと邪魔者がいなくなったとゲンドウはシンジ、レイ、カヲルたちを使って着々と計画を進めていったのがQだったわけですね。
ほんとQというのはシンのアバンに過ぎなかったのだと。
Qはこれから再評価されるんじゃないでしょうか。
だってQといえばいろいろと批判されてました。
特にミサトさんのシンジに対する対応は。
破であんたが行けっていったんじゃんって。
これはシン観て一番感じてたんだけど庵野監督相当気にしてたんじゃないかって。
だってわざわざシンにそのシーンいれるほど。
これでもかってぐらいミサトさんの後悔と責任を演出してました。

あとはもうシンジたちVSゲンドウですね。
正直終盤CGが荒かった印象なんだけど演出だろうか?BDで修正されてなかったら演出なんでしょう。
今まで明かされなかったゲンドウの胸の内を一気に吐き出し、実はシンジを嫌ってたわけじゃなかったって事実も明らかになりました。
で、シンジがチルドレン一人一人を救っていきます。
ロング綾波はかわいかったなぁ。
あんまりエヴァキャラかわいいって思わないんだけどあれはかわいかった。
ここで終わったらまどマギのまどかそのもの。
シンジは概念となったのだ。
しかしまどマギと違うのはシンジを救う役割の人物がいたということ。
それがマリ。
冬月先生がマリをなんとかマリアってよんだんだけどなんだったんだろう。聞き取れなかった。
マリはもしかしたら唯一ゲンドウの計画の外にいたんじゃないだろうか。
だって旧にはいなかったわけだし。

で、物議を醸し出しそうなラストシーンね。
マリはシンジに大好きなユイを重ねてるんじゃないかと思うけど。
庵野監督は緒方さんにラストシーンどっちがいいかって聞いたらしいんだけどこれは成長したシンジの声を緒方さんがやるか、別の誰かがやるかってことじゃないかと想像してみる。

シンの感想としては演出は旧劇を思わせる庵野ワールドたっぷり。
しかしストーリーはエヴァとは思えないほど王道だったなぁと。
前述通り漫画版に続く、もしくは旧劇キャラ登場でカオスぐらいやるもんだと思ってたけど数ある考察のなかでも一番シンプルなものに落ち着いたんじゃないでしょうか。
もうエヴァは終わり、作らないよと。
「すっきりはしたけど物足りなかった」というのが正直な感想でしょうか。
まぁたぶんあと1、2回観に行くと思うんで感想は変わるかもしれないですが。